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銚子電鉄を残していきたいという地域の気持ちと、地域を応援したいという銚子電鉄

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おはようございます。

 

以前このブログでも紹介した「銚子電鉄」がまた面白いことをしています。

「銚子電鉄」は千葉県銚子市にある6.4㎞の超ローカルな電鉄会社。

これまで何度も経営危機に瀕してきました。 廃線やむなしの声が出るたび、銚子電鉄は卓抜なアイデアで危機を乗り越えてきました。

銚子電鉄が全国に名前を知られるようになったきっかけは、2006年に車両の点検費用を捻出できない事態に直面したときでした。

点検費用が不足しその際、ブログに「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」と記述。その電車修理代を確保するために、銚子電鉄が副収入を得るために製造・販売している“ぬれ煎餅”の購入を呼びかけた。

この「ぬれ煎餅」が大ヒット!!。一時的に危機を脱しましたが、慢性的な赤字経営であることに変わりはありません。

「ぬれ煎餅」が落ち着くと「まずい棒」を販売。

経営が”まずい”と経営危機を全面に出した自虐的な商品だったが、まずい棒もヒット商品となりました。その売り上げが、銚子電鉄の経営を支えています。

 

2019年には「売るものが無くなってきたから音売ります」と、YAMAHAとタッグを組んで電車音や踏切音などをダウンロードできる音楽配信サービスに参入しています。

 

新しいチャレンジを続けてきた銚子電鉄ですが、他社同様に新型コロナウイルスが経営に大きな影を落とします。  銚子電鉄の観光客需要はほぼゼロになったのです。

「銚子電鉄の利用者のうち、8割以上が観光客です。その需要がなくなったので、運賃収入はかなり厳しい状態です。また、学校が休校しているので、学生の利用もありません。そのため、銚子電鉄の利用者は激減しています。そうした状況のため、減便を実施しました。それでも、3密になることはなく、乗客がゼロという列車もあります」とのこと。

しかし、「銚子電鉄」は黙っていません。 次は「お先真っ暗セット」となるものを販売(笑)。 イベントで販売を予定していた、キーホルダーなどをセットで販売。 また、新型コロナウイルスの影響で生産ラインが停止してしまった工場と協力して製造した手づくりのマスクの販売も始めました。

私が「銚子電鉄」が好きな理由は「銚子電鉄」が「銚子電鉄」だけを考えていない所。

「銚子電鉄を残していきたいという地域の気持ちと、地域を応援したいという銚子電鉄の気持ちがひとつになって始めた企画」を自虐ネタを織り交ぜながら楽しんでいる所です。(実際経営は物凄く大変だと思いますが・・・。)

ぬれ煎餅も地元の企業を応援する形で販売し、今回の手づくりのマスクも地元企業を応援したいという形で、タッグを組み販売。

 

「銚子電鉄」は自分たちの事を

「本州のとっぱずれ(一番端っこ)にある銚子電鉄は、かしこまった発信しても相手に情報が届きにくいという不利な面があります。自虐的な取り組みでも面白がってくれる社風があり、それが広報的にも大きいと思います。かっこうつけないで、単刀直入な呼びかけをすることで、広く共感を得ていると受け止めています」と述べられています。

 

今は活動自粛で銚子電鉄に乗って応援することは難しいですが、ネット経由でグッズを購入することは全国どこからでも難しくありません。

 

新型コロナウイルス禍はまだ続きそうな気配ですが、乗り越えようとする鉄道各社の奮闘にエールを送りたいです。

 

そして、次の自虐ネタ楽しみにしています。