おはようございます。 今日から3連休、みなさんはどうされますか?。 私は終わりかけの紅葉を観に行こうかと思っております。
私の好きなスポーツの1つ、プロ野球もシーズンが終わりストーブリーグのなか、移籍をする選手、引退をする選手、トライアウトを受ける選手などがいますが、
40年間チームを支えた日本ハム前球団代表の島田利正さんが退職(引退)をされるという記事を北海道新聞で読みました。
野球の経験が無い島田さんでしたが、1979年に通訳として球団に入社。 徐々に球団経営に関心を持つようになりました。 この頃の日本ハムは本拠地が東京ドームだったのですが、私が子供の頃「どうして巨人の本拠地、東京ドームで日本ハムは試合をしているのだろう・・・」と不思議に思っていた記憶があります。
チームは低迷、観客動員も苦戦していました。 (今でこそプロ野球は盛り上がっていますが、昔はパリーグの球場なんてガラガラでしたよね。ガラガラの観客席でいちゃつくカップルの映像がテレビの珍プレー・好プレーで流れていましたよね。古っ、笑)
「東京ドームを出なければ、自分たちが目指す野球ができない」と危機感を抱きます。
球団改革の必要性を訴えるレポートを親会社に提出。 ファンの満足度向上、GM制度導入などを提案し、球団の本拠地移転を後押ししました。
本拠地の札幌移転には「道内は巨人ファンばかり」 「道民は熱しやすく冷めやすい」など反対意見もありましたが、地域に密着した活動に力をいれ、選手の学校訪問、長期入院する児童・生徒らを慰問。これらは島田さんの発案で現在も続いています。
本拠地が札幌に移転後は新庄選手のパフォーマンス、ダルビッシュ・大谷選手の活躍などあり、今では年間200万人前後を集客する人気球団に成長しました。
札幌ドーム内のロッカールームからトレーナー室へと続く廊下にはパリーグ優勝、日本一を果たした華々しい写真の中に、移転当時のガラガラの客席の写真が1枚あります。
「努力をしないと、いつでもこうなる可能性がある。絶対に忘れてはいけない」と最後に島田さんは語ります。