おはようございます。 なかなか快晴にならない札幌、これが蝦夷梅雨というのでしょうか。
今日は前回に続き「誰にどのような価値を提供するか」について。
コロナウイルス感染をうけ、「新しい生活様式」のように今後は生活スタイルが変わりますのね。
マスクは当たり前だし、人込みも避けるでしょう。
今までは「フルーツ狩り」といえば果樹園まで行き楽しむ。・・・が当たり前でしたが、
コロナウイルスによってオンラインでも「フルーツ狩り」を楽しめるようになりました。
このオンラインメロン狩りは、子どもに様々な学びを提供できる良い機会です。
そもそもメロンはどんな場所で、どんな様子でできているのか。そして、どんな人が、どんな想いで作っているのか。さらには、気になることを気軽に質問できる機会まであります。
安くて・おいしいメロンが食べたいだけであれば、産直アプリで購入すれば良いのかもしれません。
しかし、オンラインメロン狩りの価値の本質は、親子で一緒に楽しい学びの時間を持てることにあります。
もちろん、本物の土に触れたり、匂いを嗅いだり、現地に行かないとできないことはたくさんあります。一方で、移動時間もなく、遠方からでも参加できて、現地に行くよりは時間もお金もかからないというオンラインならでもメリットもあります。
また、オンラインメロン狩りのアイデアは、農家だけでなく、多くの場面で活用できる発想のヒントを与えてくれます。「親子で楽しく学べる時間の提供」という着眼点を、自分自身のビジネスに当てはめてみると、どんなアイデアが考えられそうでしょうか。
例えば、シューズメーカーであれば、走りやすい運動靴の作り方を学んだ後で、開発者に質問したり、自分のオリジナルカラーを注文したりすることも考えられます。
このように親子で学べるコンテンツの提供や、開発者との直接の対話、オリジナルグッズなどを用意することで、オンラインメロン狩りのような良質な「学びの時間」が提供できるのではないでしょうか。
農家の方にとっては当たり前の場所で、当たり前のことを話しただけだと思うかもしれません。しかし、プロの当たり前は、子どもだけでなく、親たちにとっても新鮮な驚きになります。その日の夕食の会話のネタになるかもしれません。友達に自慢したくなるかもしれません。もちろん、次に街中で商品を見かけたとき、いつもと違う目で見るでしょう。