おはようございます。 本日も快晴の札幌。気持ちがいいですね。桜も満開で綺麗ですね。
みなさん、ライト兄弟をご存知ですよね。世界で初めて有人飛行に成功したことで有名な方です。彼らが最初に飛行機に出会ったのは父親が買ってきたコルクと竹と紙でできたおもちゃのヘリコプターでした。
この頃には、蒸気機関車や蒸気船、自動車なども既に開発されていました。
しかし、飛行機だけは、まだ、未踏の存在で、多くの人が自由に空を飛ぶことを夢見て開発に励んでいました。かの有名なレオナルド・ダヴィンチも人間が空を飛ぶ装置の研究をしていたといわれています。
ライト兄弟は開発を続ける中で、お手本にしていた人物がいたといわれています。
それがハンググライダーを開発・研究したことで有名なオットー・リリエンタールです。彼は絶頂期の1896年にグライダーが強風にあおられるという不幸にあい、15メートルの高さから落下。
翌日、「犠牲はつきものだ」との言葉を残し亡くなりました。
この事故をきっかけにライト兄弟の有人飛行への熱い想いは加速します。
こうして1903年世界発の有人飛行に成功しました。
私達が今こうして自由に飛行機にのり日帰りで札幌⇔東京出張ができるのは、誰かの強烈な夢や熱意、そして犠牲の上になりたっているのですね。
奇しくもその数十年後の世界大戦でこの技術は戦闘機へと受け継がれました。ライト兄弟もオットー博士もこんなことを望んだわけではありません。
素晴らしい開発も、その技術を享受する我々が正しい心で利用しなければ元も子もありません。空の色の経営計画書の10の行動指針にも「正しさにこだわる」という一文があります。正しさにこだわり、受け継いだ技術に更に磨きをかけて継承していきたいものです。