おはようございます。 今日もいいお天気の札幌、気持ちがいいですね。朝晩は冷えますが。
みなさん「付箋」は使いますか?。 ちょこっとメモなどをとるのに便利なふせん、実は「失敗作」だったとご存知でしたか?。
アメリカの化学メーカー3Mの研究員さんは強力な接着剤の開発を担当していました。
出来上がったのは「きちんと貼れるけれど簡単にはがれてしまう」という不思議な接着剤でした。
接着剤は失敗作になりましたが、研究員さんは捨てずに取っておきました。
貼って剥がせる、しかも剥がしたあとが全く残らない!
この接着剤の性質は何かに使えるのではないか?と。
不思議な接着剤の使い道が見つからないまま、5年が過ぎました。
「付箋」の誕生のきっかけを作ってくれたのは、3Mの他部門にいた同僚でした。
教会の聖歌隊に参加していた同僚は、讃美歌の楽譜にはさんだしおりが、
ページを開くたび落ちてしまうことに少しイラッとしていました。
その時スペンサーさんの不思議な接着剤のことを思い出し、
「落ちないしおりを作れないだろうか?」 とひらめいたのです。
そこから研究開発を重ね、貼ったり剥がしたりできるメモ用紙「付箋」誕生したのです!。
失敗作だからといってすぐに捨てるのではなく、失敗作の中に次のアイデアが詰まっているのですね。