おはようございます。 な、な、なんと昨夜は雨が降りましたね!。 まだ1月だというのに・・・。
みなさんは旅行に行った時の食事は、部屋食?バイキング?。それともどこかに食べに行く?。
生まれ変わった老舗旅館のお話。
福島県会津若松市にある「御宿 東鳳(おんやど とうほう)」という旅館。福島県三大温泉のひとつ、東山温泉で随一の規模を誇る温泉宿。 いつも家族連れのお客さまで賑わっています。
しかし、以前は施設の老朽化が進み、お客さまのご利用が伸び悩んでいました。
そこで改修に着手。 高台にあるのに、前の人の頭で景色が見えない・・・。そんな声をきっかけに、棚田状に広げた露天風呂、「棚湯」を作りました。
そして食事。もともとは、お部屋で会席料理をご提供していましたが、オープンキッチンで「地元の高級食材」を使ったメニューからB級グルメまで約70種類の「豊富なメニュー」を「出来たて」でご提供するバイキングへと舵を切りました。
バイキングというと運営側の都合を優先した「質」より「量」重視のレストラン形態と思われる方も多いと思います。
今まで厨房の中で会席料理を手がけていた誇り高い東鳳の料理人たちも同じ印象をもっていて、当初はバイキングレストランでの料理提供に相当な抵抗感があったようです。しかし、実際にオープンキッチンに立ち、自分の作った料理を美味しいと頬張るお客さまの姿を目の当たりにしたことで、その考えは一変しました。自然と、もっと美味しい料理を楽しんでいただきたいと新しいメニュー作りに精を出したり、今まで関心のなかった接客にも意識を向けるようになったのです。
お客さまに喜んでいただくためには、まずお客さまを知ること。
当然のことのようで、できていなかったのかもしれません。お客さまのことを理解しておもてなしの心を身につける。設備を整えることも大切ですが、それだけではダメなのです。
「また来たい」の声を何よりのモチベーションにしているそうです。