おはようございます。 今日の札幌は4月並みの気温になるそうです。 9度位になる予報。
雪がとけて大変ですね。
皆さん2024年に新紙幣が発行されること、ご存知でした?。私は全く知りませんでした。
新1000円札には医学者・細菌学者の「北里柴三郎」が選ばれました。
破傷風やペストの研究に取り組み、慶応義塾大学医学部の創設にも尽力した同氏の生き方からは多くのことが学べるます。
ちなみに、破傷風とは傷口から入って筋肉をけいれんさせる病気。さびた釘が刺さった、グランドで転んで皮膚を擦りむいた、傷があるのに土いじりをした、動物にかまれた場合など、破傷風菌は傷口から侵入するそうです。
現在は感染する人も少なく、治療法も確立されていますが、かつては発症すると致死率60~90%といわれるほどの恐ろしい病気でした。
今、流行中のコロナウイルスよりも恐ろしい病気ですね。
破傷風は細菌由来の病気であることはわかっていたものの、その原因菌を科学で特定することは不可能とされていました。
しかし北里柴三郎氏は培養装置などの器具がない中で独自の発想で開発し、不可能を可能にしたのです。
研究で大きな成果を挙げた同氏でしたが、実学の人でもあり、信念がありました。
「研究だけをやっていてもダメだ、それをどうやって世の中に役立てるかを考えよ」
この信念に基づき、ただちに治療法の開発に取り組んだ結果、血清療法という予防にも有効な手法を確立しました。
また、同氏は慶応義塾大学医学部、日本医師会の創立など社会貢献に尽力するなど偉業を成し挙げましたが、その原点には基礎をおろそかにしないという姿勢がありました。
「偉業を成そうと思うのなら、その基礎をしっかりと固めなさい。
基礎とは生涯を通じての勉強です」