おはようございます。
本日も暑い暑い札幌。食欲がまったくありせん。(でも痩せません・・(-_-;))
先日新聞でJR四国の模索について目にしました。
JR北海道とJR四国はともに国鉄民営化に伴い1987年に発足。
JR九州と並び「3島会社」として経営が厳しいだろうと言われてきた路線です。
このうち、JR九州は唐池社長の時代に不動産事業や観光列車で業績を伸ばし上場を達成しています。
これに比べてJR北海道、JR四国は存続が厳しいほどの赤字体質
新聞にはよく周辺自治体への協力要請のことが書かれていますよね。
もちろん、私も学生時代には利用しましたし今も変わらずJR北海道にはお世話になっています。
JR北海道を悪くいうつもりはありません。でも、少し甘えがあるのではないかと感じてしまうのです。民営化になった時点で他の組織との競争は多かれ少なかれ起こります。高速道路がどんどん整備されていって、車社会の北海道なら自家用車での移動も随分と楽になったでしょうし、都市間高速バスとの競争だって起こりえるでしょう。でも高速道路をつくるのには何年もかけて整備が行われているのであって、えいや!と完成するものでもないのです。そうなるとJR北海道は何ができるか、どんなライバルが現れて、どんな戦い方をするのか、まさに「戦略」と「戦術」の作戦会議を十分にする時間的余裕があったのではないかと考えてしまうわけです。
JR九州だって高速道路の整備がされて、価格競争はあったと思うのです。でも上場した。
実はJR九州の観光列車はJR北海道の札幌-トマムを走る列車を参考に作られているのはご存知でしょうか。(参考文献 本気になって何が悪い)
民営化になって、外に目を向けて参考になるものがあれば取り入れて、どうしたら九州に多くの人がきてくれるかを模索して東京のOLさんや旅行雑誌の編集者達を集めて意見を聞いて、本気で経営努力をした結果の上場です。
これは私達中小企業にもいえることで、環境が変わればライバルも変わります。そして時代とともにお客様のニーズも変わります。それを常に意識し会社の「戦略」と「戦術」を練っていかなければ生き残りも難しいのではないでしょうか。
社長、その「戦略」ほんとうに大丈夫ですか?