おはようございます。 また降りましたね。暖かくなったり、寒くなったり忙しい天気の札幌。 体調管理が大変ですね。
みなさんは「ワークマン」へ行ったことがありますか?。(ちなみにわたしはありません・・・) 。
「ワークマン」は工事現場の職人さんが着る作業着などを販売するのお店です。
先日ニュースで、店舗数なんと839と、ついにあのユニクロ超えを達成。(そうだったのですね、ユニクロの方が多くあるような感じですが)。数字的にも好調で、2019年3月期決算のチェーン全店の売上高は前年同期比16.7%増の930億円となっています。 若者や女性向けの新業態「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」も好調だそうです。WORKMAN Plusの店舗の写真を見るとおしゃれ。アウトドアメーカーのショップみたいです。
今、巷のワークマンのイメージは「プロ向け作業着の品質を生かして激安なのに高機能でオシャレ」だそうです。 女性誌に特集されたり、昨冬も札幌ではワークマンのダウンジャケットがヒットし、入荷してもスグに品薄になるとニュースで見ました。
ではなぜ、ここまでワークマンが好調なのか。
みなさんは「インフルエンサーマーケティング」と言う言葉はご存知ですか?。ワークマンは16年9月、初めて「ブロガー向け商品説明会」を開催。「ブログで商品を紹介することが参加条件で、ブログは開設から半年以上経過し定期的に更新されている必要がある」(という条件を満たした100名ほどのブロガーを招待したそうです。このようなイベントはファッションブランドでは「常識」だが、作業着メーカーからすればかなり「異例」であることは言うまでもありません)
ワークマンは過去に雨具がバイク向けに活用できるとネットで話題になり、オンラインストアのアクセスが急増するなど反響があり、バイカーたちが集うネット掲示板で「この価格で、この機能はヤバい」なんて感じで絶賛され、口コミで人気に火がついたことがあったそうです。
マーケティングに必要な情報は、自分たちの組織にはない。「外」の世界から得た情報を取り入れて、組織が学習をしていくか、つまりフィードバックしかない。ワークマンはこの雨具がヒットしたという「想定外」の出来事をフィードバックして、自分たちの強みを理解しました。
自分たちを俯瞰してみれるから、マーケティングも成功する。品質のいいものをつくっていれば消費者は買ってくれる、という内向きな思考ではなく、「プロ向け作業着の品質を生かして激安なのに高機能でオシャレ」というイメージをどうすれば社会に広められるかというユーザー目線で柔軟な発想。
ワークマンが成功した本当の理由は案外、そんなところかもしれませんね。