おはようございます。 今日も曇り空の札幌。このまま冬がおわるのでしょうか・・。
このブログでも度々、登場の「湖池屋」。 圧倒的なシェアの「カルビー」。 長らく2位に甘んじてきた湖池屋。
その湖池屋が変貌を遂げようとしています。 以前に紹介をした大人向けなど独自路線のスナック菓子を次々発表し、業績も好調です。
新風を吹き込んだのが、創業家から経営を引き継いだ佐藤章社長。 敏腕マーケターとしてキリン「生茶」・「ファイヤ」などのヒットを生み出した、キリンビバレッジの前社長。
佐藤章社長は社長室で踏ん反りかえっている社長ではなく、どんどん現場に出向き、商品開発のヒントを話したり、お客様相談センターにも出向き「お客様からの苦情や意見はどんな感じ」と尋ねたりと、動きまわっている社長さん。
動き回って聞くから、あっという間に社長の耳に情報が入るそうです。地獄耳だといわれているそうです、笑。
なぜ動く社長になったかというと、
「ものづくりの会社では、現場感覚が不可欠です。とにかく顧客を向いていないと売れる良い商品はつくれませんし、売れません。いくら理屈を立てて話しても、なかなかわかってもらえるものではないと僕は思っています。それよりも、現場で一緒に考えることが、次の世代の人たちがそのプロセスを実体験するきっかけになるのではないかと考え、どんどん現場で一緒に動くようになりました」 とインタビューで述べられています。
そんな湖池屋の佐藤社長の「社長室」はいつもドアが開いているそうです。
それは「誰でもいつでも入ってきて話かけてもいい」から。 最初は人(社員)も来ないし、恐る恐るのぞいていただけで、会議をしても発言が無く、指示待ちの状態」だったそうですが、
徐々に変わり、だんだんと社員が入ってくるようになりました。
元気な新人がどんどん提案するのをみて、中堅がうかうかしていられないという意識も出てくるなど、いろんな変化が一気に動きだし、組織が回りだしたそうです。
皆さんの会社の「社長室」開いていますか?。